Tuesday, October 12, 2004

AnneRice.Com: FAQ 作家自身によるコメント

AnneRice.Com: FAQ

ビューテイシリーズの原作者自身によるコメントが彼女のオフィシャルサイトにありました。

私が感想の中でコメントした「本当の流血や残酷な暴力が無い」というのはやはり彼女自身の意図的な展開であることが説明されてます。
それからバイセクシュアリテイに関しても、最初から性の区別を超えたところを基点にしているようなのでそれ以前の、というか、一般的なヘテロセクシュアルの概念を絡めたくなかったようです。

なぜ、このシリーズを書いたのかというのは本の前書きなどに在るとおり、やはり
「読みたいと思うエロ本が無い。」

女性は特にコレを常に感じているでしょうね。ファンタジーというものは誰でも持っているものですが、自分のファンタジーを再現してくれるような本が意外に少ない、というより皆無。(ロマンスノヴェルのシリーズでも納得できるものはあまり無し)

出版はやはり困難だったようですが、彼女は作家として「本の形として残す」事にやはり重要な意味を見出していたようです。
そして、ビューテイとほか二つのエロテイカを完成して、目標は達成したとのことです。

ある意味では私があまり評価しなかった「登場人物の多さ」は一巻ごとにヴァラエテイを与えるものだったと考えることも出来ます。単純にヴァラエテイというだけでなく、実生活では「一対一の関係」に束縛されていることがほとんどなわけで、その意味でそれも「ファンタジーの一部」と理解すればよいのかもしれません。

その後、様々なサイトで読者の感想、推薦文を読んだのですがやはり私と似たような感想が多かった。
1.ビューテイの心理、キャラクターの説明がほとんど無い
2.トリスタンとローレンの説明が多い(けど、女性はみなコレはエンジョイしているみたいです。私も同感)
3.なぜに例外なく皆バイセクシュアル?これは読んでいる人が固定観念から聞いているのではなくて一般のなかでも、自分の心理の根底にあるものをもっとこの本のなかで「明かして欲しい」という欲求からだと思います。
でも、作者本人のコメントによって一応なぜ説明されなかったかはわかりました。
4.全体的には満足。私と同じように3冊3日間で読破した人がほとんど。それから、登場人物が多い割に章の構成がわかりやすく混乱することが皆無だったのも早く読めた原因。エロ本で頭使うのはやはりダメです。
5.面白い感想。
 「長所-面白くて途中で本を閉じることが出来ない」
 「短所-途中で止まらずにいられない(!!!)」
 「注意-オーデイオ版は車の中で聞かないように。(ウインク)」
この感想、笑えました。この三冊を象徴している。

あるいは自分のサイトでコレをテキストに「英語表現の解説」をするとか。そうすれば、邦訳できにくい微妙な表現を英語のまま理解することが出来るし。 (多分邦訳はかなり意訳されているはず)
ちょっと検討してみます。

いや、なんと邦訳が出ていますね。それも文庫本。英語版より安い。日本に行ったら買おう(というか、アマゾンでオーダーして実家に送っておこう。先に原作を読んだ私としてコレは非常に興味深い。あれだけお上品なエロ本の英語を日本語でどれだけ単純にならずに表現をしているか。英語から日本語にするときに困難なのは丁寧語謙譲語、そしてこの本だと命令語だとおもう。英語だと男女によって表現が変わったりもしないので、女性が命令するときと男性が命令するときも基本的にマッタク同じ表現になる。ところがそうは行かない日本語。
特に三巻目のローレンの語りの部分は楽しみだ。

「ローレン、あなた本当に結婚の申し込みのためにいらっしゃったんじゃ・・・」
「申し込み?姫、申し込みだって?」と私は言い返した。「私は命令するために来たのだ。」

なんか、「命令」という単語でさえローレンと確固たる調子が出ないんですよね。
第三巻は翻訳者のスケベさを知るよいチャンスです。

というわけで、邦訳は日本から帰国する10月末には読破できるでしょう。帰りの飛行機で読みます。

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