Sunday, January 09, 2005

米国のヤオラー

その後、少しWEB上で検索してみると、やはり米国でもヤオラーはいるようです。

ただし、米国では「ファンフィクション」の要素が非常に強くて、(これは昔から知ってました。)ほとんどがいわゆる、既成のキャラクターを主人公にする、ということに固執してます。こちらでは必ずといっていいほどSF番組などにはそういう「同人誌的活動」をするファンがすぐ着きます。
やはり、元祖はスタートレック。「カークとスポック」なんていうのは70年代初めに登場していて逸れ以来、その手のファンフィクションは有ることにはありました。

別に何でもいいのです。子供達が「ガッチャマン」を校庭で真似してロールプレイするのと基本的に同じです。(コスプレもそうです。)

うちの息子も4歳でPS2のゲーム「トニーホークアンダーグラウンド」1.2. SOCOMシリーズなどがお気に入りで、ゲームをやっていないときもそれらのキャラの真似して遊んでます。
普通の4歳の子供が好きそうなことには興味がなく、ろくに自分の名前のスペルも知らないのに「ナイトヴィジョンモード」「タクテイカル・アナリシス」なんて言葉は知っていて学校のカリキュラムを全てPS2のゲームに盛り込んでしまえば学校にいく必要がないのではと思ってしまいます。
つまり4歳だろうが42歳(ちなみに主人は息子より真剣にゲームしてます。)だろうがゲームのキャラになって「役を演じる」というのは「魅力的なこと」らしいのです。
(私には判りません。主人は仕事場でも本物のSOCOMネイビーシールズの人たちと同僚なのです。彼らから攻略方法、直伝を受けているのでしょうか?)

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アダルトサイトのリンクなどでも、アニメキャラを使用したものなどが昔からあって、これは殆ど著作権侵害に近いものです。(ま、殆どのアダルトサイトの多くは怪しいものがほとんどで、サイトはでては消えていきます。)

その点では、米国で「ANIME」という単語が定着してきた昨年以前からアダルトサイトではジャンルのひとつとして存在していた、ともいえます。

そんな米国において、やおいはその次世代の動向として日本の劇画を輸入して楽しんでいるいわゆる新し物好きのマニアによって広められているのです。
ですから、自然に少女漫画を読んでいた私達の世代が大人になって、という歴史や発展の過程は無くて、出来上がったサブカルチャーがそのまま持ち込まれているのでしょう。

驚くのは、日本語の劇画単行本を「読めないけどファンです」という外国人が多い。
もしかすると作者本人は日本人の読者以上の数のファンが外国にいることに、気が付かないのではないかと思ってしまいます。
(出版社はかなりの収入源をここで見逃していることに気が付いていないのでは、と思います。)

もしかしたら、この線の劇画を翻訳するというのは需要がかなり大きいかもしれません。つまり、英語なら米国だけでなく世界中に到達することが出来るからです。

うーん。

Thursday, January 06, 2005

私はヤオラー?

久しぶりに愚痴でもなく社会問題でも音楽でも芸術でもないことです。

長いこと日本にすんでいなくて、当然日本のカレントカルチャー、サブカルチャーはさっぱり判らない。
それらの名称も何をさしているのかわからない。したがって日本語もわからないという悪循環になっているわけです。先日も「ロリゴス」というものが何かわからず掲示板でそれ何?と聞く始末。

それでも最近日本のサイトの掲示板でお世話になっている皆様にご教示いただいたりして一応付いていこうとけなげな努力してます。そのとき一緒に出た、ボーイズラブという単語は自分で調べました。(しかし、怖い。)

私が日本にいた頃は「オタク」といえばそれ一種類いなかったのですが・・・つまり犬といえばプードルもセントバーナードもチワワも同じ犬・・・〈喩えが判りにくいですか?〉

そんな感じでした。何とかオタクといえばそれでよかった。

ところがそれから15年もするといろいろサブカルチャーも詳細に分裂して、もはやアメーバの細胞分裂のごとくとんでもない勢いでジャンルが細分化していることに昨年来日して体感したのでした。

そして去年ぐらいから、米国の書店、CDDVDストアの店先にも日本のアニメ、それから漫画〈雑誌、単行本ともに〉並ぶようになり、当然それらのファン活動も日本と似たような動向を示すようになってきたのです。
というか、日本式の活動が輸入された、と表現したほうがよいかもしれません。

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ところで、私には人様と同じように「幻想・夢想・妄想」があるわけですが、(そして、ショパン様、リスト様、中学生のころはランボー様、キッスのポールスタンレー様なんていうのもありました。そして御多聞にもれずオスカルさまとか・・・)

しかしながら私は両親に漫画を禁止されていたので、私が唯一楽しめるのは学校で休み時間に貸していただく、または高校のときは授業中に読む、なんていうことしか出来ませんでした。ベルバラは例外で持ってましたけど。
高校の文化祭では漫画部の展示にベルバラのイラストを持っていってちゃんと展示されたりしてました。(誰かにあげちゃった。その頃からこだわりありません。自分の書いたものには)

友人とは好きなバンドのヴォーカルやギタリストを主人公にした、わけのわからん漫画
を書いたりしてました。元Deep Purple,そして当時ホワイトスネイクを率いていたデビカバことDavid Coverdale、現在米国ではお茶の間のパパさんアイドル、オジーオズボーンなどが主人公になって、とんでもないシーンを繰り広げていました。
今でも覚えているのは・・・
デビカバ「ジョル、可愛がってやるぜ!」
殴り書きのベッドが付け加えられている
オジー「僕も混ぜて!」
ジョル(私のバンドのドラマーが勝手に私を漫画に入れたのです)「ああ、私はヴァンデンヴァーグ様のことが・・・」ギター(レスポール)にしがみつく。

ヴァンデンバーグさまは当時無名の自分のバンド、ヴァンデンバーグを率いていた長身オランダ人ギタリストですが、偶然何年も(8年ぐらい)後になってデビカバの米国版ホワイトスネイクに加入したのです。びっくらこいた。この時は。
高校のときのこの漫画は実は米国ロック界のヒット作品を予言していた・・・と私は信じています。

つまり、こんなのもヤオラー的要素があるわけですね。
上の漫画では男X男はありませんが別の時に「モトリーのトミーとニッキー」なんてよく描かれてました。高校のときはガンズはまだ日本では知られてませんでしたが、スラッシュとダフ(ベース)なんていいコンビですね。ガンズのグループ写真でもスラッシュとダフは必ず隣同士でポーズとってます。出かけるときも一緒。例の「禁止語連発」のAMA賞でも二人は手を繋いでステージに上がってました。(あれ、米国では勇気いるよ。あの二人本当に・・・)今でも新しいバンド一緒にはじめたばかりです。

ちなみに私、スラッシュのシャワー中写真持ってました。(アブねー、でも主人も知ってます。)すごくゲイっぽい。かれはレニークラヴィッツともマブダチです。(似てる顔も)


もし、漫画が自宅で許されていたらわたしもきっといわゆる漫画家になったでしょうね~。見当も付きませんが。
だいたい、プロにならなければ女性は既成のキャラをもとに想像(妄想)してイラストを書いたりするわけで、その時点で既にヤオラーの要素があるわけですね。

だいたい、中学校の時にヴェルレーヌからランボーに入っていく、というのはもうヤオラーの元祖のようなものです。中二というと1978年ぐらいでパンクカルチャーが花開き始めた頃ではないかな。
ロンドンパンクではなくNYシーンでしたね。私は。
パティ・スミス。
彼女も友人(愛人)にロバート・メイプルソープがいたり、彼女はランボーが好きだったから傾倒しました。彼女はあとで確かMC5のギターと結婚したはず。何とかスミスという人(マイナーですみません)
ロバート・メイプルソープがまだ生きていた頃です。彼は確か女性ボデイビルダーの写真とかも撮っていたから、それも好きな理由だったと思います。
85年ぐらいからは私自身もフィットネスやワークアウトに凝ってました。シュワちゃんのこと中学生の時から知っていて彼のボデイビルの活動とかよく輸入雑誌でフォローしてました。今は、自分の住んでいる州の知事ですよ。信じられません、自分が14歳の頃のこと考えると。彼はまだボディビルのチャンピオンでしかなかったんです。

***
そう、話題を戻しますが、米国でも英訳されたルパン三世を買ったり、インターネットで日本以外のアニメ漫画ファンのサイトなどを捜して廻るようになったのです。(日本のはなぜか、どう検索してよいかわからない。つまり言語を知らないので検索できないのです)

ある日のこと、このグーグルのブログをめくっていると(ほとんど宝くじのようなもので一日に30サイトぐらい自分のページから順にめくります)私の知らない言語のサイトに明らかに日本人のバンドと日本の劇画の貼り付けられたサイトがあったのです。

バンドはしばらくして関西出身、ちょうど私がバンドなどをやめた直後に活発に活動し始めた「ラルクアンシエル」というバンドのようでした。なんとなく覚えのアル響きなのでアマの頃どこかで見たことがあるかもしれません。
ヴォーカルの人の写真にだけキャプションが着いていたので探し当てることが出来たのです。(JINMO?HARIさん?知ってる?この人たち・・・対バンやったことありそう) ---

それから、その人の貼っていた劇画は今日リンクのサイトでわかったのですが、ヤマネアヤという人のイラストだったのです。

このリンクは驚き。なんとヤオイがそのまま英語になっているだけでなくしっかりコンヴェンションまで開催されている!!!

おお~なんだこれ、とこのサイトをめくってみると、コンヴェンションのメインゲストにヤマネさんという作家が招待されている。
その方の作品の一枚が紛れもなくブログで貼られていたのとおなじ「カップル」のイラストではないですか。

いや、たしかにブログでみたときも「結構妖しい」のはわかりましたけど、それが独立したジャンルに分けられているとは見当もつかない。
最近の漫画や劇画の題名や作家も知らない人ばかり。
作風だけで見当はつけられない。
だいたい、このヤオイジャンルも英語のアニメサイトからずるずるつながって探し当てたものなのです。

別に私がヤオラーの説明をする必要はないと思うのですが、なぜ米国にいわゆるヤオラーがいないのか不思議です。
コンヴェンションをするからには、いるのかもしれないが。

前に眠り姫を紹介したときに「女性向けロマンス小説」も厳格に要素が決まっていてツマラン、と書いたような気がしますが、まさにアン・ライスは米国のヤオラーといってもよいのではないかと・・・。(いまさらのように。)

眠り姫という既成の物語に自分なりのフィクションで「その後」を語る、という要素も正にヤオラー伝統を踏破している。ファンフィクション要素ですね。
そして内容、言わずと知れた同性愛的要素。(これが大事です)
そして、女性が、女性のために、というのも大事なヤオラー要素です。

じゃ、なんで米国ではアニメ関係以外のヤオラーがいないんでしょうか?

ロマンス小説の出版社には、毎日の様に主婦や普通の女性が自分で書いた小説を送りつけ明日の「ロマンス小説の女王」を目指しています。
それも、いろいろなジャンルがあり、オフィスもの、カウボーイもの、歴史もの、エキゾもの、そして、恋愛の描写がソフトなものからかなりハード(といってもエロ小説とはいえない)なものまで。

これだけ、インターネットが発達し、同人誌的活動がしやすくなっているのに、米国にはそういう女性がいないんでしょうか?
こちらではまだアニメのキャラへのこだわりがあるようですから、その事もあるのかもしれません。日本の伝統に従うというか。 そして、著作権問題。(マ、それは当然)

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でも、ショパン様とリスト様が・・・ (ピアノ関係の米国人によると昔そういう危ない小説をどこかで見たことがあるが、現在はなくなっていると一度報告してくれた。)


著作権には関係ないし・・・


やはり冒涜でしょうか。(微笑)